祖母を探して云千里
年会が終わるやいなや、会場を後に一路茨❍へ。
私の父方の祖母は25年前から行方不明になっています。
家庭内の不和が原因で、ある日突然家を出て、以来消息を絶ちました。
消防団や警察にも全国的に捜索願を出したそうなのですが、なんの手がかりもつかめないまま、長い年月が過ぎました。
父の願いはいつか母(私からすると祖母)の本籍地を調べて、母の故郷を訪ねること。
そしたら、もしかして母方の親族が残っていて、なにか母の行方を知る手がかりがあるのではないかと、思っていたようです。
本籍地は市役所に行って戸籍1枚取れば住む話なのですが、そのへんは理解不能な私の家族。行くんだ行くんだ言いながら、1枚の戸籍を25年取らないままここまで来ました。
昨年末帰省した際に、まだ同じ事を言っていました。詳しく問いただしてみたら、相変わらずいい加減な願望のみの状態。
このまま未練を残して最後を迎えるのもかわいそうなので、もう私が父の代わりに調べることにしました。
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さて、こんなことで始まった祖母探し。
正直な所、自分もあまり祖母のことを覚えていないし、自分が調べることになろうとは思いもしなかった。が、兎にも角にも乗りかかった船。
なんとか戸籍をとって、一応祖母の本籍地が判明。茨❍県石❍市。
ぎりぎり年会前なので、寄ってみようかと思い立つ。
ネットで調べに調べて、戸籍上の旧地名が今のどこに当たるのかを見つけ出す。
これがなかなか難儀。旧地名は度重なる市町村合併等で地名が変わっている。
県指定天然記念物に残っている昔の地名の名残から、やっと現住所のどこに当たるのかが判明した。
古いものの凄さ、有り難さ…。
早速googleマップ拡大してみると、祖母の旧姓と同じ家が何件もあることを発見!!
勢い込んで、連絡先が分かるところへ電話。すると調べておいてあげるよ、と回答をいただく。
これが年会前。
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年会後、とにかくその方を頼りに茨❍県に到着。
なんと、祖母の本家と親族が残っていることが判明。
その土地の方が私の顔を見つめて「あら、そっくりだわ!」と言う。
何のことかと思ったが、いざ本家へ連れて行ってもらったら、自分とそっくりなおじいちゃんがいるではないかΣ(゚Д゚)!!!
おじいちゃんは、祖母の甥に当たる方でした。ざっくり言うと、先祖が同じ。
びっくりした。
因みに仏壇に飾ってあったその方のお父さん(祖母の兄)も、似ていてびっくり。
顔のパーツとか、感じが似ている。
左右目の形が微妙に違うところまで、そっくりだ。
自分と似ている人を目の前に話すというのは、なんとも妙な感じ。
おじいちゃんは家族から「もう、おじいちゃんボケてはいないんだけど、とぼけた所があるから困るのよ!」と言われていたが、まるで自分事のようで身につまされた(/_;)。
(このへんで眠くなったので、次回)