組織に支配されないために、自立できるスキルを身につける

レアジョブで最近始めた新しい問題形式が、力にはなるのだけども難しすぎて、集中力が力尽きる今日このごろ。

 

本日のクラスお題は「Home-Based Workers increase in the UK(イギリスで在宅就業者増加中)」

 

イギリスでは7人に1人が在宅ワーカーだそうだ。

 

気になるその仕事の内容は、「ブログライター」「Webグラフィック関係」「ウェブサイトの運営請負」「秘書(シンガポールの上司の下、秘書はフィリピンで業務)」等々。

 

話の中で、先生(ずっとお世話になってる先生)の話。

 

「自分は以前政府の機関で働いていたけれども、色々あって、ちょうど子供が出来たこともあって辞めた。

でも、仕事を辞める時に恐れはなかった。なぜなら、必要なスキルを身につけたから、仕事は見つかると思っていた。今、この仕事(ネットでの英会話教師)で、以前の3倍稼いでいる。

経済的な自由を手に入れて、同僚からは幸せだね、と言ってもらっている。

一つのドアが閉じたら、もっと沢山のドアが開くものだ。

窓もたくさんあることに気付くだろう。だから、どんな時も失望しなくていい。」

とのこと。

 

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以前『組織とは何か』という本を読んだことがある。

 

そして、様々な本の影響だろうか、いつの間にか自分の中には組織に対する考え方がある。

 

「組織は利用するものだ」

 

という考えが。

 

終身雇用の時代の人からすれば、なんと大それた、という感じかもしれない。

 

しかし、今の社会は会社にしがみついて働いても、ひどい扱いを受け、あっさり切られる。

 

就業形態は時代の流れによって驚くほど変わっていて、転職当たり前の時代である。

 

かつては組織に利益を還元することが、個々人の幸せに繋がった。

しかし失業、転職の可能性が大きいなら、働く側が出来る対策は、組織の中で働いて得られる能力を自分自身が身につけておくことである。

 

私のような考え方も、一つの時代の考え方なのだと思う。

 

レアジョブの先生の話を聞いて、個人単位で力を身に付け、良い環境を手に入れるている、現在の労働スタイルの一つを垣間見た気がした。

 

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教団は牧師を終身雇用のつもりで保持していられるだろうか。

私はそうは思わない。

牧師の需要はあらゆる教派で高まっている。

 

今は各教派で、働きの場の選択肢が狭いために、牧師は劣悪な環境でも、その教団に所属せざるを得ない状況。

教団も、牧師が流出することはないと思って、人を保持しようとする努力をしない。

しかし、教団にこれからの若い人を惹きつけておけるだけの魅力がない上に、牧師に選択肢の自由が増えれば、牧師はもっと多様なスタイルで働く時代が来ると思っている。

 

目を上げれば、もっと広い世界が広がっていて、チャンスが有るのだとしたら、チャンスを掴める人間は、自己研磨を続けている人である。

 

ガラパゴス諸島の動物宜しく、特殊な環境でしか生きられない価値観を身につけた牧師は、その島の中では有利だろうけれども、環境の変化が起きたらどうだろうか。

きっと、どんなに劣悪な条件で雇われても、そこに居続けるしか無いだろう。

 

狭い社会での利権や特権がものをいう時代はいつまで続くだろうか。

これからの人が、それを維持してくれると思っているのだろうか。

それとも、自分たちさえ乗り切ることが出来たら、あとの世代は信仰でどうにかなると思っているのだろうか。

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と、長くなっていますが、そう、だからスキルは伸ばしておいたらいいと思うのである。

 

「長所を伸ばす」というのが、スキルを考える上での鉄則だそうだ。

自分自身試してみたが、そうだろうなと思う。

 

私の場合は「維持すること」や「家事」「サポート」「ピアノ」は向いていない。

「競争好き」「変化」「ネット」「凝り性」などを伸ばしているだけである。

もし私が人の幸せや、組織の言う「幸せ」に自分を合わせたら「不幸」になる。