宗教法人で賃金をもらって働いている人は、労働基準法上の労働者です。

本日6時に帰りましたら、無許可で長時間教会を空けないように、と注意がきました。

それも、主任の家の用事を済ましておいて欲しかったのに、私が教会を空けていて出来なかった、というのが発端です。

 

そもそも、現在の任地では休み自体がきちんと定められていません。

 

献身者だから、個人生活、家族は犠牲にして、という理論がまかり通ってきました。

 

私は大学時代は、労働問題を扱っておりました。

インターン先は労働基準監督署で、そちらに行きたかったのですね。

 

だからかもしれませんが、劣悪な労働条件を是とし、改善の努力を見せない、また個人の犠牲の上に、企業努力のなさを押し付けるというのが、どうも腹立たしいのです。

まぁ法律があっても、ブラックな企業は沢山ありますから、限界はあるわけなのですが。

 

で、いつかやってみたかったのです。

宗教法人で働く人のための労働基準を改善させるための何か。

 

で、今日の出来事を通しまして、果たして伝道者は法律の保護の下にあるのか。

 

調べました所、宗教法人で賃金をもらって働いている人は、労働基準法上の労働者です。

個別労働紛争早期解決センター Q.宗教団体に労働基準法は適応されるか

 

これによると

「2.一般の企業の労働者と同様に、労働契約に基づき、労務を提供し、

 賃金を受ける者は、労働基準法上の労働者である。」

 

すなわち、法律で定める休みや労働基準、最低賃金を満たしていないと、違法になります。

 

 

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こういうことも、神学校などで本来教えるべきだと思うのです。

でも、教えたら不都合になるっていうか、成り立たないっていうか、ブラックを前提に成り立っているのが現状でしょう。

 

だけど、改善していこうという努力は必要でないかね?

今回のこともありますので、個人的なビジョンとして、やっぱりこういうことの意識の普及もしていきたいと思うのです。

 

 

知ってしまうと、不満がたまって純粋に働けないって人もあるかも知れませんがね…。

 

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というわけで、許可無く長時間教会を開けるな、という注意のメールには、

「私は奴隷ではありません。自由も休みも必要です。

休みを与えないのは人権侵害です。

むやみに拘束時間を増やすなら、パワハラで人権委員会に訴えます。

労働法違反です。」

 

と返信しました。

 

明日から益々働きにくくなりそうです(*´Д`)。

いーんだよ、どうせもう後無いんだから。

これまでの伝道者の涙の分は引っ掻いておかないとな。

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Comments: 3
  • #1

    Issan B Ishigamori(Tuesday, 15 March 2016 23:02)

    宗教は違えど、似た様な問題があるのですね。
    自分の場合、毎日基本的に8時から16時までの勤務。労働基準法では完璧にアウトです。が、おそらく労働基準法の宗教者への例外適用を巧みに利用していると思われます。例えば、修行者扱いにしているとか。しかしながら、雇用主である寺院は自分に給料を支払っている訳ですから自分は労働者となるので、絶対アウトだと思います。
    という理由から、退職決めました。

  • #2

    kazu(Wednesday, 11 January 2017 19:47)

    私は、天理教の教会勤務です。
    朝は5時~6時(おつとめ時間 ※これは信仰的時間としてOKとします)
    勤務時間は8時~18時と1時間のおつとめ時間を挟んで、さらに21時まで。
    ※労働を命令を受けたらいつでも対応しなければいけない拘束時間とみた場合の時間です。
    合計、12時間です。しかも、月に一日も完全な休日はありません。
    更に、給料が額面でも10万円、手取りは3.5万円です。
    すべてにおいて、違法な状態。

    問題は、#1さんのように、退職できない、見えない拘束(洗脳?)があるのです。
    教会に長男で生まれ、後継するのがあたりまえと思われていて、一時期、逃げて、他の企業で
    就職していたのですが、両親が泣いて電話してくることしばしば、また、両親を悪くいう同じ教会
    関係者の存在、ほんと苦しい毎日で、父親の病気をきっかけに、教会に戻りましたが、やはり、
    労働時間、給与、すべてにおいて、違和感を感じています。

    法律によって、この状況を変えてくれないと、絶対に、変わらない。

    志を同じくする人がいるならば、是非とも協力したいです。