牧師のケア
First Baptist Maryville 教会のミッション一覧から転載
昨日、「孤独」で調べていたら、見かけたページがありまして、ご紹介しようかと思いました。
キリスト教圏での諸々のシステムの厚さというのは、日本では全く考えられないほど大規模…です。勉強中ですが。
その全ては真似できないとしても、日本でキリスト教が生活の一部となるためには、大きく先行しているキリスト教国のサービスを見習って取り入れていく必要があると思います。

←Soul Shepherding For You And Your Ministry
一つの例なのですが、例えばこちら、「あなたのミニストリーのための牧会ケア」、とでも訳せばいいでしょうか。
翻訳のセンスと時間があんまりないので、許して下さい(T_T)。
牧師とか、伝道の働きをしている人のための、ケアです。しばしば聞くことですが、日本では神学校を卒業した牧師が、以後研修やケア、トレーニングを受ける機会がありません。
でも、キリスト教大国では、牧師や、伝道の働きをする信徒さんへのケアは生涯的なものとして、様々なプログラムがあります。
ちょっと、上のサイトの文章を引用しますが、
Soul Care Groups の項
「70% of pastors say they do not have a close friend. 80% of pastors’ wives say they feel unappreciated and left out by church members. 」
「牧師の7割が親しい友人を持っておらず、牧師夫人の8割は、教会員から受け入れられておらず、疎外されていると感じていると、言っています」
もっと、きちんとしたデーターを引いてくるといいのですが、隣人愛を説く牧師が、人間関係をうまく構築できない、もしくは孤独であるというのは、かなり説得力に欠ける状態です。
そして、実際親しい友人が居ない、信徒さんとも良い人間関係を構築できない、子どもたちと信頼関係を築けていない牧師は少なくないように思います。
牧師が孤立する背景としては、休むとか、人間関係を構築していこうという意識自体が低い、神学校教育でそのような教育、訓練を受けていない、自分自身もケアを受ける必要がある、という意識が低い、牧師の数自体が少ない、変な特権意識を身に付けてしまい、プライドばかりが高くなってしまっている、物理的に互いに遠隔地に住んでいる、性格的に助けを求められない、などが挙げられると思います。
自己満足になりますと、教会の私物化、カルト化、停滞、低モラルをまねきます。
学習しないと、閉塞感につながり、孤立は社会性の欠如、人格的な成長の妨げ、精神的な病を引き起こします。
第三者からのアドバイスを受けることは、自分が人をケアしていくために必要なメンテナンスではないかと思います。
ある本で牧師の人間性、人格の未熟さは、日本でキリスト教が広まらない一要因として挙げられていました。
日本の教会の質の向上のために、牧師、また教会のリーダーへのケアが整えられていく必要があると思います。
引き続いて、調べていこうと思う次第です。