離任後の生活。連絡を断つ。
この一年、私はほとんどの所と連絡を断っていました。
自分自身の中に、発信するものがなかったし、でも、振り返ればとぼーっとしながら頭の中では色々なことを整理していたのだと思います。
最近になって、ぽつぽつとあちらこちらから連絡頂くようになりました。
教会の相談もありますが、その中で自分でも驚くようなやり取りの変化がありました。
私自身の中に起きた変化です。
自信も何も、多くのものを喪失しましたが、話すこと、考える基準はより明確になっていました。
問題に振り回されるのではなく、私自身が、あなた自身がどう生きたいのか、ということに焦点を当てるようになっていました。
神の前に、個人が成長するこを大切にすること。そのためにどうやって良い環境を整えていくのか。
以前は、その人との関係がどうなるだろうかということを、気にしながら言うことを考えていましたが、もうそんなもの一切無し。相手の人生の時間も考えれば、私が思うこと言うことも、はっきりとしてくるもので。
自分の考えが正しいのかどうかとか、関係が壊れるかどうかとか、なんかそういうことを考えなくなって、思うことを言うようになりました。
自分が冷たくなったのかどうか、分かりません。
この一年は、自分の無力さを、年月の無駄さを嫌というほど思い知らされました。
努力も関係作りもやめて、飄々とやりたいように生きました。
心の中に染み付いたのは、どうせなるようにしか、ならねぇよ、という諦め半分なのかも知れません。
変えることも、変えようとすることも諦めて、
でも、それでも私は生きることを諦めてはいません。
私は前に進みます。
それが、私のやりたいことだからです。
限りある人生の中で、出会える人たちがいるというのは幸せなことです。
私は教えられ、そして出来る範囲で貢献出来たら、それでいい。
色々と、自分の力で保とうとすることはやめました。
同じ道を回り続けることも。
私の時間も、相手の時間も有限なのだから。