カルト対策カウンセリングでお世話になったM先生に、教会の運営について質問してみた。
カルト対策のカウンセリングでお世話になったM先生に、教会の運営について質問してみました。
質問1. 会堂建築が教会の問題になっているケースが
多いようですが、会堂についてはどうお考えですか?
もしこれから自分が伝道をするのであれば、会堂は建てない。現代の低成長時代には、会堂はコストパフォーマンスが悪い。小規模の集会を複数持って、一人ひとりに届ける距離で活動を大きくしていく。
会堂の基準は人数。30人までなら、どこかを借りた方がよい。30を超えると、ちょっと苦しい。50人を超えたら、会場の確保が難しくなるので、会堂を考えたほうが良いだろう。日本では、7家族あれば、牧師の生活を支えられるくらいになる。こんなに少ない数で、牧師を支えられるのは、日本ならでは。それだけ、多く献金をしているということ、外国では、かなりの数集めないと、難しい。什一献金は、海外では通用していない。
質問2. 教会活動の一環として英語に力を入れている(英語礼拝等)のはなぜか?
実は、外人向けではなく、日本人を引き付けるため。英語礼拝に来る人は、すごく熱心で真面目なケースが多い。外国で信仰を持った人も来る。そのような人たちは、何かしたいと積極的な人が多い。彼らの力を活かす意味で、まずそこで受け入れて、活動の場としている。学生も来る。
質問3. ここは呼ばなくても人が多いようです。それに先生は出張に出っ放し。牧会はどうやって?
自分がいなくても回るように、早くから後任を育てた。今8人。日本の教会の限界は、単独牧会にあると思っていた。一人、または牧師夫婦のみで一つの教会を回すやり方。だから、自分は複数牧会を目指した。複数の牧師で牧会に当たる。だから、自分がいなくても、全然問題ない。
質問4. 若い人達へのアプローチはどうしていますか。
どこの教会も少子高齢化で苦慮していますが。
何にもしていない。放任。この前は、お菓子を作って、教会で売って、それをどこだかに寄付してたみたい。外でチラシ配り?そういうことはしていない。バスケットボールはしてるみたい。
若い人を教会に縛り付けたがるみたいだけど、自分は外で証し出来るようにと言ってる。教会で立派な人であってもしょうがないからね。
質問5. 牧会で力を入れている部分は?個人的な牧会はどのようにアプローチしていますか。
勉強会です。すぐに声かけて、聖書の勉強しましょう、といいます。一対一でも、複数でも、テキストは人によって変えていきます。
Q. 話に応じてくれますか?
えぇ、それが目的で来てますから、その勉強会が個人伝道みたいになってますね。
質問6. 逆にベテランはどうですか。忙しいと言ってみたり、返って対応に苦慮することがあります。
放任です。放置です。教会ではいくつもグループや活動がありますので、好きなところにつながっています。こちらからどうしろということはありません。必要ならあちらから言ってきますから。
色々と参考になりました。ありがとうございます!