スピリチュアル・フォーメーションのカウンセリング手法1
スピリチュアル・フォーメーションの続きになりますが、このままリトリートについて書いてみます。
スピリチュアル・フォーメーションのクラスでは、授業の一環として2泊3日の研修会、リトリートがあります。Biolaは、研修会用にHilltopという施設を持っています。
リンクはこちら⇒HILLTOP RENEWAL CENTER
こちらで、クラスでグループになったメンバー12,3人ほどと、グループリーダーと共に、研修会を持ちます。振り返って考えると、このリトリート、研修会は、参加者(学生達)自身が、スピリチュアル・フォーメーションの手法を通してカウンセリングを体験する(カウンセリングされる)場なのです。
因みに、グループリーダーは、上の写真一番左のベテラン指導者ビビさんです。女性の方です。中東で宣教師としてご家族で長年働いていたとのこと。
行ったのが9月の半ばで、一番早いグループだったんです。
即ち、クラスが始まって3週間目。もうてんやわんやで、一体何があるのか知らないが、とにかく泊りがけで何処かに行くらしい、ということしか分からない。
一体、このクラスの目的が何なのか、リトリートで何をするのかも分からないまま出発しました。車で連れられ、一路大学から東へ車で2時間。
カリフォルニアの砂漠地帯を抜けて、夜10時前にようやく山の中のHilltopに到着。
その日は、もう夜も遅かったので、少しミーティングをして休みました。

翌朝、朝食をとって、午前中は黙想の時、ということで9時からお昼12時くらいまで、それぞれが一人で、配られたプリントを元に黙想の時間を持ちました。
連続して3時間ではなく、まず、1時間与えられた資料を参考に、黙想します。
資料には、リトリートに参加するための心構えや、「このリトリートの間で解決したいことはなんですか」などの質問が書いてあります。資料は、また後程翻訳します。

周りは山なので、それぞれ外へ出ていって、好きな所で黙想です。私は遠くが見通せる所に来てみました。
うーん、日本は向こうかな、と思って調べてみたら、メキシコでした。最初は詩篇のダビデのところを確か読んだような気がします。

1時間ほどして帰りまして、一回考えたことを共有する時を持ちます。
それから、次の課題を与えられて、再び外へ。右の写真、ギガンテス松ぼっくり。
並んでいるのは500mlのペットボトルです。
アメリカには、当たると死んでしまうレベルの巨大な松ぼっくりがあると聞いていましたが、まさか実際に遭遇することになるとは。まさに、凶器レベルの大きさと重さの松ぼっくりです。

そのギガンテスがゴロゴロと。一体どんな風になっているのだろうかと思って見てみると、普通の松ぼっくりみたいに枝に沢山ついているのではなく、木の頂上に、この巨大な松ぼっくりが一つ、なっていました。
一つづつ、出来ては落ちるのかな。それにしても、信じられない大きさだ。
こうして、12時になったら、昼食に帰ります。確か、課題は自分の人生を振り返って、どんな歩みをしてきたか、整理してきなさいというものだったと思います。いやー、静かで、神さまと二人っきりで、色々考えるなぁ…としみじみして、帰りました。
まさか、そこから恐怖の10時間の、スピリチュアル・カウンセリングのトレイルランが始まるなんて、思わずに。