ミンミンの予言
私の寮のルームメイトは、アイルランド系アメリカ人のMさんです。
ミンミンと勝手にニックネームを付けています。
もう、本当に人格的に素晴らしすぎて泣けます。
折に触れては聖書のこと、生活に必要なこと、熱心に教えてくれます。
最近は日本語を覚え始めました。
以前、ライオンさんのことに関して、他者の痛みをジャッジしない、ということを言ってくれた人です。
2日前、ミンミンが寝る前に急に、
「私、確信がある。きっと、あなた今年中に礼拝でメッセージするよ。」
と言いました。
「ありえないよ。私教会でお祈りすることすら出来ないんだ。
明日祈祷会に行くんだけど、不安で不安で。
一年半前に教会を離れてから、ずっと、教会で祈ってないんだ。
そんな状態だからね…。」
「ふーん、そっか…(´・ω・`)。」
*****翌日*****
電話が来る。
一度来てほしいと言われていた日本人教会の先生だ。
「今度、教会に来るでしょ。」
「はい、確か、救いの証しでしたね。」
「そうそう。」
「5分くらいですか?10分?」
「30分だよ。」
「は?」
「証しが30分で、みことばが5分くらいで。」
「証しで30分ですか…!?え、もう10年も前の話で、ネタがそんなにない…。」
「これまでの信仰の歩みとか、ここに来てることとか、あるでしょ。」
「あぁ、そういう意味で…しかし30分って…、え、35分??」
「僕説教しないから。」
「はっ!?」
「説教しないよ。感謝祭だから、愛餐会のために七面鳥焼かないといけない。あ、あなたは一応ゲストですから、何も持ってこなくていいよ。教会の皆さんには、説教してくれるって話してあるからね。
礼拝の後移動して、教会から車で私の家まで移動するからね。教会員もそんなに多くないけど、皆で持ち寄りパーティだから。ここまでの道のり分かるかな、googleで調べといてね。
礼拝堂は借りてるから、電話してもつながらないからね。安いタクシーもあるけど、駅のほうが…。」
断ったほうがいいのか、どう言ったものやら頭の中がぐるぐるした…。
考えている内に電話が終わってしまった。
**********
それから祈祷会に行き、何とか祈れた。
寮に帰ると、ミンミンがいた。
「ミンミン、今日お祈りできたよ、ありがとう。」
「良かったね!!!!」
「それで…昨日ミンミンが言ってたみたいに、メッセージしてほしいって、今日連絡があったよ。」
「わーーーぉ!!!すごいじゃない!!!神さまが、色んな人を通して、話してくれてるのよ!やっぱりね、良かった!!!」
「ありがとう、ミンミン預言者だったね。」
「でしょう!」
と嬉しげなミンミンでした。ありがとう。