10年越しの戦いを戦う

Pai Shih
結果を出せなかったり、馬鹿にされたり、力が及ばなかったり、
不利な立場でどうしようもない負け戦を喫する時には、過去や現在に結果を賭けない。
5年後、10年後、もっと先の未来に向かって結果を賭ける。
今、とても弱くても、1年後には強くなる。
3年後には、良くなる。
5年後には、見返す。
10年後、果ては死ぬまでを生きる。
それは、時間がある者の特権。
あなたを苦しめた者達は、10年後、生きているだろうか。
さぁ、どうかな。
問題は、自分自身が10年越しの戦いを生きることが出来るかということだ。
1年忍耐し、3年努力し、5年同じ目的に向かって、同じことを続けることが出来るかということだ。
そうなると、もう敵は誰でもない。
自分自身だけが、問題だ。
自分に信じる心があるかどうか、自分の戦いを戦い抜けるかどうか。
人がどうのこうのということは、気がつけば…問題自体がなくなっているものだ。
気がつけば、長い旅路の果てに、想像もしなかった大地が広がり、
時々、やってきてよかったな、って思える景色に出会える。
明らかに、嵐と晴れ間の割合は、不均衡だけど、それでも
この清々しさ見たさに、苦しい一息を積み重ねる。
踏みにじっていけばいい、苦しみも悲しみも喜びも。
別れもあるけれど、道の先には、花が咲いているものだ。
本当に、綺麗な、ふんだんに、神は惜しみなく
私たちに生きる力も、希望も、
与えてくれるものだ。