OMFのミッションカンファレンスに参加
私アメリカに来てから南カリフォルニアを出ていません。
学校があるLa Miradaを中心に100km圏内が私の行動範囲。
例えて言うと、大阪から東は兵庫、西は奈良を3年間出ていない。
勉強で忙しかったし、出不精だし、金無いし。
「カリフォルニアがアメリカのすべてだと思ってます」と教授に言ったら、激しく首を振られ、「日本に帰る前にもう少し外を見て帰って」と言われた。
そんな忠実なLa Mirada市民である私は、初めて研修に参加するべく南カリフォルニアを出てDenverへ行って参りました。出発する日に空港でDenverを確認しました。そうだね、大阪から東北に行ったみたいな感じだよ。
今回参加する機会を与えられましたのは、OMFのSAMM(Serve Asia Mission Mentor Training)。
OMFはアジア地域に宣教師を送っている、世界的に有名な宣教団体です。
OMFは沢山の短期、長期の宣教師、宣教チームを送り出しているわけですが、その短期の宣教チームのお世話をするメンターとしての研修会です。ちなみに、OMFの指す短期とは、数日~1年未満だそうです。
日程は3泊4日。デンバーにあるOMFの本部で行われました。OMFの本部を訪れることが出来たというだけでも嬉しいです。宿泊はOMF所有のミッションハウスに泊めてもらいました。
研修内容ですが…そういえば、公に宣教活動をしてはいけない国も含まれているので、資料など公開しないほうがいいですね。
とりあえず、流石長年の蓄積があり、研修内容は充実していました。短期宣教チームを形成し、宣教地に行き、帰って来る、その後のサポートまで、一連の流れがあり、その一つ一つのステップについて勉強していきます。大まかに各ステップは以下のような流れになっています。
Inquiry -> Application/Interview -> Pre field training -> Serve Asia Trip -> Debriefing -> 6 months+follow-up
(意訳ですが、事前の準備→応募/インタビュー→トレーニング→宣教旅行→宣教旅行後の報告→フォローアップ(6ヶ月))
Inquiry (事前の準備)
・宣教について聖書における教え、意味を理解する
・メンター自身が祈り、宣教旅行についての召しを確認する
・宣教地での受け入れ先の確保、連携
・経済的な必要についての備え
Application/Interview (応募/インタビュー)
・宣教旅行応募者へのインタビュー
・どのようなアプリケーションを作り、どのような点に着目してインタビューするか、など
Pre-field training (宣教旅行前のトレーニング)
・参加者たちに宣教について聖書における教え、意味を教える
・参加者たちがそれぞれ、宣教旅行に対してどのような期待を持っているのか、明らかにする。メンタリングをしながら、それぞれ宣教旅行に対して神さまからどのように導かれているのか、霊的な意味はなにかなど、プロセスしていく。
・宣教地についての学び
Serve Asia Trip (宣教旅行)
・宣教旅行中の霊的、精神的、肉体的ケア及び危機管理(冊子があるので)
Debriefing (宣教旅行後の報告)
・送り出してくれた教会への報告、サポートしてくれた人たちへのお礼
・もとの生活に適応できるよう、よく休み、自分自身をケアする
・参加者同士で旅行後の分かち合いをする。自分自身にとって、旅行から何を得たか、何があったか、何を考えているのか、シェアする
6 months+follow-up (フォローアップ(6ヶ月))
・定期的なメンタリング、自分自身にとって、旅行がどのような霊的な意味があったのか、どのように自分自身が神さまに導かれているか、メンターの助けを受けながらプロセスする。(スタッフの方の話によると、6ヶ月では終わらず、1年ほどかかると言われている)
というようなことを大まかに学んできました。Pre-field training (宣教旅行前のトレーニング)での参加者に対するメンタリング、そして帰ってきてからの 6 months+follow-up (フォローアップ(6ヶ月))はメンターならではのサポートですね。日本で宣教チームを送っている団体、教会でそこまで出来るところ、出来ているところはあまりないのではないかな。
宣教チームに加わる方々に対して、何か用いていけたらいいなぁと考えています。