回復の定義
知り合いのJさんと、霊的虐待についての話をしていたときのこと。
回復についてどう考えるかという話をした。
サポートグループをリードしている私達だけれども、特定の条件や、状況にはすごく反応するし、身体的な反応も出る。動機がしたり、冷や汗が出たり。
J「これは無くなると思いますか?私達は回復するのでしょうか。回復とはどういうことだと思いますか?」
池「私もずっと、分かりません。考え続けています。質問もされます。私は、回復するのでしょうか、って。…元のように、その何もなかった状態に戻るということは無いですね。これは確実です。
やっぱり、どうしても反応するものは残っているし、その経験や、センスがあるからこそ、見分けられることもあります。でもそれは、痛みを思い出しているということですよね。
…こう思います。痛みの経験の中でも、豊かになり続けることが出来る、ということではないでしょうか。
成長でなくてもいいんです。でも、痛みのままで終わらない。辛いところを通っても、英語で言う、thrive、枝を伸ばしていくという感じ。これが、霊的虐待からの”回復”という定義に近いような気がします。」
J「なるほど、それは良いですね。確かに、どこかのポイントで、回復したと言える状態になる、とか、完全に回復した、というよりも、豊かになり続ける力がある、と考えたほうが、納得できるように思います。」
面白い会話でした。