2025年 Wisdomリトリート(8日間) – その1 センタリング・プレーヤー

Wisdom : Returning to Basics

With Fr. Bill Sheehan, Holy Retreat Center, July 20-27, 2025

8日間のリトリートに参加することにした。

年に2回、6ヶ月おきくらいに、少しでも個人的なリトリートを持つようにしている.これももう、3年目くらいだろうか.いつからか、ずっとミニストリーを率いて、精神的に休んだ方がいいなと思うようになってから、意識的に取り入れるようになった.今もまだ、取り組みにおいては、下手くそで、思ったようにいったりいかなかったりしているが、取り組む意思を持って続けている.

今年は、日本に帰国前の最後のリトリートとなるので、研修を兼ねて、リトリートセンターが主催しているプログラムに参加してみたいと思っていた.

2025年は年明けからサポートレイズで気が抜けない年だった.あちこちへの連絡、訪問出来ないか、連絡を取り続ける。月に2−3回のメッセージ、並行してソウルケア。サポートが集まるか、数字と睨めっこ。

不確定ながらも引越しの準備、ビザ、そのほかの準備。7月頭にはホーリネスの修養会。

これを越えたら、休める、リトリート行くんだ!と、このリトリートをモチベーションにしていた。

リトリートを見つけた時点で、もう定員に達していた。でも、キャンセル文化のアメリカだから、きっと空きが出て参加できるかもしれないと、思った。連絡があった時には、4、5人待ちだったが、数週間後、無事に参加できることになった。

いつもは2泊3日のリトリート、長くても3泊4日なので、予算内で出来るだけ長いリトリートに出てみたかった。自分自身が体験してみたいというのもあるし、もしも良い体験であれば、日本でもより長いリトリートを開催してみたいという思いもあった。

というわけで、日程と距離と、予算で選んだのが、今回のリトリート「Wisdom: Returning to Basics with Fr. Bill Sheehan」だった。

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Day 1 – 7/20/2025

Holy Spirit Retreat Center は初めて訪ねるリトリートセンター。今年の初めのLAの火事で危なく延焼に巻き込まれるところだった。

以前から訪ねてみたいと思っていた。少し行くと市街地だが、静かな住宅街の中に、かなりの敷地面積を持っている。リトリートセンターには時々あることだが、こちらも、1920年ごろの富豪から土地を買い取った感じで設立されたようだ。

マリブのリトリートセンターもそんな感じだった。あちこちを訪ねてみると、時代的な背景が見えてくる。

1900年代初頭の好景気、おそらく戦争がらみの。そこで財を成す大金持ちが出てくる。桁違いの大金持ち。彼らが、カリフォルニアの海岸地域、当時から、風光明媚で過ごしやすいとされている地域の土地を広大に買い占め、まさにマンション、豪邸を作る。

やがて、1920年代の不景気の波が、1940年、50年、60年と徐々に押し寄せる。産業も変わり、その変化について行くことができなかった会社や財閥が破産する。そして、その広大な土地が売りに出される。この時点で、リトリートセンターや保養施設の敷地を探しているキリスト教団体が施設と土地を購入し、引退者の施設や、研修施設にした様子がある。

さらに時代は流れ、リトリートセンターの周辺に続々と家が立ち並ぶ。かつてほどの豪邸ではないが、やはり経済力がある人たち、社長とか、何かのオーナー、投資目的で買われた家が立ち並ぶ。

そして、リトリートセンターが、高級住宅街の中に存在するという構図。都市部はこんな感じ。

リトリートセンターは、大体高台に位置していることが多いので、そのお金持ちたちの家が見える。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…云々…。

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さて、早めに到着したので、受付を済ませる。個室です。嬉しいな。来て分かったが、こちらの施設は20ほどの部屋がある。各部屋の作りは違うと思うが、私の場合はダブルの部屋だが1人に割り当ててあった。厳しく参加人数が制限されていたのは、1人一部屋にして、沈黙できる環境を整えるためなのだろう。

4時半ごろからオリエンテーションが始まる。眠い!毎度のことながら、リトリートにくると、とにかく眠い。1、2日目は気絶したように眠ることがある。相当疲れてるのかな。

寝るのも大事だから、眠らせてもらう。

沈黙の環境を作るための注意事項。携帯電話はもちろん、鍵がチャラチャラ鳴らないように持つこと、電話の使用など、静かな環境を維持するための注意事項が説明される。

食事、この時はまだ話して良い食事。

参加者はほぼ70代以上の白人女性。かなりの数が修道女、リタイアした修道女の方のようだ。
少し若い方が数名、彼らは皆ヨガ関係の人のようだ。男性が数名。

今回のリトリートをリードしてくれるのは主に3名。

Fr. Bill Sheehan, Sr. Chris, Sr. Rose.

Fr.というのはFather、Sr.というのはシスターらしい.

なんと、来てみて分かったのだが、ガチガチのカトリックのリトリートだった.

無知が招く大惨事.

カトリック、特にこちらのリトリートセンターは寛容に、色々な背景の人の参加を許可してくれているので、私のような異物が混入する結果になってしまった.

アジア人、私1人.英語下手な人私1人.そしてプロテスタント.属性違いすぎ.

夕食後、最初のセンタリングプレーヤーが始まる.眠い!

最初のセンタリングプレーヤーは、結局寝てた.寝ることも祈り(そうか?)

にこやかに声をかけてくれた男性がいた.聞けば、他州から来た、 United Methodist Churchの牧師.Rev. Jとしよう。ありがたや、プロテスタントのしかも、メソジストの同志がいる.

彼が、このリトリートについて、後に色々と教えてくれた.

1日目はこれで終了.部屋に帰っても、ただただ爆睡.

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Day 2, 7/22/2025

毎日朝7時からCentering Prayerがある。

せっかくなので全て出てみることにした.

11:30 am 時間を間違えて、5分遅れでLiturgyに参加.

プログラムにLiturgyと書いてあったがなんだか分からなかった.Mass(聖餐式)か?と思っていたので、その通りであったが、MassとLiturgyの違いは分からない.

分からないままに参加し、分からないことだらけで、驚いた.

あるところで、決まったセリフがあり、粛々とLiturgyは進んでいく.どこで何を唱えれば良いのか、分からない私は明らかに少数者!

アウェーだ。完全にアウェー戦だ.初めて教会に来た気分だ!自分以外のみんなはちゃんと分かっている.

そして、ちょっと離れて座っている、Rev. Jもなんの造作もなく、Liturgyに参加している.あなた、プロテスタントの牧師って言ってたのに、なんで分かるの!?

Day2 午後

ふとしたきっかけから、Rev.Jと散歩しながら話すことになった.このRev.Jかなり実績のある方なんですが(後で知った)、人好き、話好き、いやー、こんな牧師の鑑みたいな人おるんやなーと尊敬の思いで、話を伺った.

牧師なんてやってると、疲れますやん?Rev.J、サイレントリトリートに来ても、元気.外交的な性格だよ!って言ってたけど、本当に、こういう人こそ、まさに外交的と言うのだろう.

私「それで、Rev.Jはプロテスタントの牧師と仰っていましたが、さっきLiturgyに難なく参加していましたよね.どうしてですか、その、流れを知っているのですか?元カトリック?」

Rev.J「うちの教会員半分ぐらいが元カトリックでね、離婚とかで、カトリックを出てくるんだ.だから、毎週Liturgyしてる.だから、知ってるんだ.」

私「半分カトリック!?そして毎週Liturgy!ほーなるほど、それはすごい.それで、どんな理由で、このリトリートにわざわざ他州から参加しようと思われたのですか?」

Rev.J 「Bill Sheehan(リトリートの指導者)に会いに来た.彼有名なんだよ.」

私「えっ?そうなんですか?」

Rev.J 「そうだよ、知らなかったの?」

私「知りませんでした!」

(無知が招く大惨事 2)

Rev.J 「彼は霊的修錬の本などの謝辞にも出てくるのだけど、有名な指導者なんだよ.」

後ほど、気合を入れて頑張って講義を理解してみたところ、センタリングプレーヤーや、アメリカのカトリックの中で、観想的祈りの復興に取り組んだThomas Keetingの弟子だということが分かった.

単にリラックスするつもりでやってきたリトリートが何やら不思議な方向に向かい出した.